シーリングライトのLED交換は自分でできる?外し方から取り付け手順まで徹底解説

「部屋が薄暗い」「電気代を節約したい」そんな理由から、長年使った蛍光灯のシーリングライトを最新のLEDに交換しようと考える人が増えています。しかし、いざ交換しようと思うと「電気工事が必要なのでは?」「古い器具の外し方がわからない」と不安になることも多いでしょう。

結論から言えば、日本の一般的な住宅であれば、資格も工事も不要で、誰でも簡単にLEDシーリングライトへ交換することが可能です。

本記事では、交換可能かどうかの見分け方から、古い照明の安全な外し方、そして新しいLEDシーリングライトの取り付け手順まで、失敗しない交換方法をステップごとに詳しく解説します。

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LEDシーリングライトへの交換は自分でできる?まずは天井を確認

ほとんどの家庭用シーリングライトは、天井にある配線器具にプラグを差し込んでいるだけなので、コンセントの抜き差しと同じ感覚で交換できます。まずは自宅の天井を確認し、工事なしで交換できる環境かチェックしましょう。

工事不要で交換できる「引掛シーリング」とは

天井に「引掛シーリング(ひっかけしーりんぐ)」または「引掛ローゼット」と呼ばれるプラスチック製の部品が付いていれば、ご自身で交換が可能です。

これは照明器具を固定し電源を供給するための規格化された部品で、主に以下のような形状があります。

● 角型引掛シーリング:長方形のコンパクトなタイプ。和室や古い住宅によく見られます。

● 丸型引掛シーリング:円形の一般的なタイプ。

● 引掛埋込ローゼット:天井に少し埋め込まれており、左右に金属の金具(ハンガー)が付いているタイプ。重い照明器具も支えられます。

● フル引掛ローゼット:埋込ローゼットと同様に金具が付いており、平らな形状をしています。

これらの部品が天井に付いていれば、新しいLEDシーリングライトのアダプターを「カチッ」と回し入れるだけで設置できます。

電気工事が必要な「直結タイプ」の見分け方

稀に、天井から出ている電線が、照明器具の内部へ直接繋がっている「電源直結式」の場合があります。この場合は、電気工事士の資格を持つプロによる取り外し工事が必要です。

見分けるポイントは以下の通りです。

● 天井と器具の間にプラスチックの接続部品(引掛シーリング)が見当たらない。

● 照明器具を少し揺らしても動かず、天井に完全に固定されている。

● 1970年代以前の非常に古い住宅や、浴室・洗面所などの防水が必要な場所。
このタイプだった場合は、無理に外そうとせず、お近くの電気工事店やリフォーム会社に相談してください。

傾斜天井や竿縁天井の注意点

引掛シーリングが付いていても、天井の形状によっては取り付けできない、または専用のアタッチメントが必要な場合があります。

● 傾斜天井:屋根裏部屋や吹き抜けなど、天井が斜めになっている場所。通常のシーリングライトを取り付けると落下の危険があるため、「傾斜天井対応」の機種を選ぶ必要があります。

● 竿縁(さおぶち)天井:和室の天井に木の棒(竿)が通っている場所。器具が竿に当たって安定しないため、スポンジ付きのアダプターや専用スペーサーを使用する必要があります。

古い蛍光灯シーリングライトの外し方

交換可能であることが確認できたら、まずは現在付いている古いシーリングライトを取り外します。長年設置されていた器具は、プラスチックが劣化していたり固くなっていたりすることがあるため、慎重に作業を行いましょう。

作業前の安全対策と準備するもの

作業中の感電や転倒事故を防ぐため、以下の準備を必ず行ってください。

● 電源スイッチをOFFにする:壁のスイッチを切ります。可能であればブレーカーを落とすとより安全です。

● 安定した足場:脚立や踏み台を用意します。回転椅子やソファの上に乗っての作業は非常に危険なので避けてください。

● 手袋と保護メガネ:滑り止め付きの軍手を用意します。古い蛍光灯はホコリが溜まっていることが多いため、マスクやメガネもあると快適です。

● 懐中電灯:ブレーカーを落とす場合や、手元が暗い場合に役立ちます。

STEP1 カバーと蛍光灯(電球)を外す

まず、照明器具のカバー(セード)を外します。

多くのタイプは、カバー全体を「反時計回り(左回り)」にゆっくり回すと外れます。回らないタイプの場合は、カバーの縁に「フック」や「レバー」がないか確認してください。フックをスライドさせる、または引っ張ることでロックが解除される構造のものもあります。

カバーが外れたら、中の蛍光灯ランプと、常夜灯(ナツメ球)を取り外します。これにより器具全体が軽くなり、後の作業が楽になります。

※蛍光灯はガラス製なので、割らないように注意して床に置いてください。

STEP2 本体と配線コネクタを外す

次に、器具本体と天井の電源をつないでいる「コネクタ(コードの結合部)」を抜きます。

本体中央付近から出ているコードの先に、プラスチックのプラグがあります。側面のツマミを押さえながら引き抜いてください。

コネクタが抜けたら、本体を天井から取り外します。本体の中央にある「留め具」を確認してください。

● レバータイプ:中央にある2箇所のレバーを外側に開くとロックが外れます。

● ネジタイプ:中央の大きなネジ(ローレットナット)を回して外します。
本体を片手で支えながら留め具を外し、ゆっくりと器具を下ろします。

STEP3 天井のアダプターを外す

本体が外れると、天井の配線器具(引掛シーリング)に「専用アダプター」という部品が残っている状態になります(赤いボタンなどが付いている小さな円盤状の部品)。

このアダプターにある「ロック解除ボタン」を押しながら、全体を「反時計回り」に回すと外れます。

これで天井には、建物にもともと付いている「引掛シーリング」だけが残った状態になります。この状態になれば、新しいLEDシーリングライトを取り付ける準備は完了です。

新しいLEDシーリングライトの取り付け方

古い器具が外れたら、新しいLEDシーリングライトを取り付けます。メーカーによって細部は異なりますが、現在主流の「アダプター分離型」の取り付け手順はほぼ共通です。

STEP1 専用アダプターを天井に設置する

新しい照明器具の箱を開けると、本体とは別に「専用アダプター」が入っています(本体の裏に仮止めされている場合もあります)。

まずはこのアダプターだけを天井に取り付けます。

  1. 天井の引掛シーリングの穴(2箇所)に、アダプターの爪(2箇所)を差し込みます。
  2. アダプターを「時計回り(右回り)」に回します。
  3. 「カチッ」という音がするまで回し、ロックされたことを確認します。軽く引っ張っても外れないか確認してください。

STEP2 本体を押し上げて固定する

次に、シーリングライト本体を取り付けます。

  1. 本体の中央にある穴を、天井に取り付けたアダプターの位置に合わせます。
  2. 本体を水平に保ちながら、真上に押し上げます。
  3. 「ガチャン」または「カチッ」という音がするまで、しっかり押し込んでください。
  4. 本体がグラグラしていないか、軽く手で揺すって確認します。
    ※機種によっては、中央のネジで固定するタイプや、レバーで固定するタイプもあります。取扱説明書に従って確実に固定してください。

STEP3 電源コードをつなぎカバーを付ける

本体が固定されたら、電気を通すための接続を行います。

  1. アダプターから出ているコードの先端(コネクタ)を、本体側の差込口に接続します。ツメが引っかかるまで確実に差し込んでください。
  2. コードが垂れ下がらないよう、本体にあるフック等に引掛けて整えます。
  3. この段階で一度、壁のスイッチを入れて「点灯確認」を行います。問題なく光ればOKです。
  4. 最後にカバー(セード)を取り付けます。カバーを本体に合わせて水平にし、「時計回り」に回して固定します。
    これで交換作業はすべて完了です。

交換時に知っておきたいポイントと処分方法

スムーズに交換するために、選び方の基準と、古い器具の捨て方についても把握しておきましょう。

部屋の広さに合った明るさ(ルーメン)の選び方

LEDシーリングライトを選ぶ際、「6畳用」「8畳用」といった表示だけでなく、「定格光束(ルーメン/lm)」という数値を確認することをおすすめします。

LEDは経年変化でわずかに暗くなることや、年齢とともに明るさが必要になることを考慮し、実際の部屋の畳数よりも「ワンランク上の明るさ」を選ぶのが快適に過ごすコツです。

● 6畳の部屋:8畳用(3300lm〜4300lm)

● 8畳の部屋:10畳用(3900lm〜4900lm)

● 10畳以上の部屋:12畳用(4500lm〜5500lm)
また、リビングや寝室には、光の色を白からオレンジに変えられる「調色機能」が付いたモデルを選ぶと、生活シーンに合わせて雰囲気を変えられます。

外した古いシーリングライトの捨て方

取り外した古い蛍光灯シーリングライトは、多くの自治体で「粗大ゴミ」または「不燃ゴミ」として扱われます。

● 本体:サイズによって「粗大ゴミ」になる場合が多いです。30cmまたは50cmを超えるものは粗大ゴミ、それ以下は不燃ゴミなど、自治体のルールに従ってください。

● 蛍光灯ランプ:「有害ゴミ」や「蛍光管回収ボックス」に出す必要があります。水銀を含んでいるため、通常のガラスゴミとは分けられていることが一般的です。割らないように注意して出しましょう。

まとめ

シーリングライトのLED交換は、天井に「引掛シーリング」さえあれば、専門的な知識や工具がなくても誰でも簡単に行えます。

確認: 天井の配線器具をチェックし、工事不要か見分ける。

取り外し: カバー→蛍光灯→コネクタ→本体→アダプターの順で外す。

取り付け: アダプター→本体→コネクタ→カバーの順で取り付ける。

この手順さえ守れば、女性や高齢の方でも10分〜20分程度で作業を完了できます。

LEDシーリングライトに変えることで、部屋が明るくきれいになるだけでなく、電気代の節約や虫が入りにくいといった多くのメリットが得られます。ぜひこの週末に、ご自身で交換にチャレンジして、快適な住環境を手に入れてください。

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