引っ越しや模様替えで、新しい部屋のインテリアを考えるのはワクワクする時間です。家具やカーテンにはこだわるけれど、意外と後回しにされがちなのが「ラグ」。しかし、部屋の面積の大部分を占めるラグは、実は部屋の印象を決定づける最も重要なアイテムの一つです。
「サイズが合わなくて部屋が狭く見える」「素材選びを間違えて夏場に暑苦しい…」といった失敗を防ぐために、今回は新生活にぴったりのラグの選び方を徹底解説します。サイズや機能性といった基本から、床の色との合わせ方、畳の部屋での注意点まで、プロの視点でわかりやすくお伝えします。

部屋の印象はこれで決まる!新生活のラグ選び3つのポイント
ラグ選びで迷ったら、まずは「サイズ」「機能性」「素材・色」の3つの軸で絞り込んでいきましょう。
1. 【サイズ】部屋の広さと家具とのバランスが命
「大は小を兼ねる」と考えがちですが、ラグに関しては大きすぎると部屋が狭く見え、小さすぎると貧相に見えてしまいます。家具とのバランスが重要です。
● 130cm×190cm(約1.5畳):
一人暮らしのワンルームや、2人掛けソファの前に敷くのに最適なサイズ。テーブルとソファの間に敷く「センターラグ」として使いやすく、床の面積も見えて抜け感が出ます。
● 185cm×185cm(約2畳):
6畳〜8畳の部屋で、生活スペースをしっかりカバーしたい場合に。正方形なのでレイアウトしやすく、ゴロゴロ寝転がりたい人におすすめです。
● 200cm×250cm(約3畳):
リビングダイニングなど、広めの空間でソファやテレビ台の下まで敷き込みたい場合に。家具をラグの上に乗せることで、空間にゾーニング効果(区切り)が生まれます。
2. 【機能性】ライフスタイルに合った機能を選ぶ
見た目だけでなく、日々の生活を快適にする機能もチェックしましょう。
● ウォッシャブル(洗える):
特に一人暮らしで食事もラグの上でする場合、飲み物をこぼしても自宅の洗濯機で洗えるタイプは必須です。
● 防音(遮音)機能:
マンションやアパートの2階以上に住む場合、足音や物の落下音を軽減する厚手の防音ラグを選ぶのがマナーであり、トラブル防止になります。
● 滑り止め加工:
フローリングの上に敷く場合、滑り止めがないとズレてストレスになります。付いていない場合は、別途滑り止めシートを用意しましょう。
3. 【素材・色】季節感とインテリアテイストを演出
素材と色は、快適さと部屋の雰囲気を左右します。
● 素材:
○ 春夏・通年: コットン(綿)、リネン(麻)、ナイロンなどは、さらっとしていて通気性が良く、オールシーズン使えます。
○ 秋冬: ウール、マイクロファイバー、シャギーなどは保温性が高く、温かみのある空間を作ります。
● 色:
○ 部屋を広く見せたい: アイボリー、ベージュ、ライトグレーなどの「膨張色」を選ぶと、床と馴染んで開放感が出ます。
○ アクセントにしたい: 幾何学模様や濃い色(ネイビー、グリーンなど)を選ぶと、空間が引き締まり、インテリアの主役になります。

失敗しない!プロが教えるラグ選びのコツ
カタログだけで選ぶのではなく、実際の部屋の状態を観察することが成功の鍵です。
床の色との相性を考える
フローリングの色によって、合うラグの色は変わります。
● 明るい床(ナチュラル・ホワイト系): どんな色でも合いますが、同系色のベージュやパステルカラーを合わせると、柔らかく優しい北欧風の部屋になります。
● 暗い床(ダークブラウン・ウォールナット系): 暗い色のラグを敷くと部屋全体が重くなります。明るめのグレーや白っぽいラグを敷くことで、コントラストが生まれ、シックでモダンな印象になります。
生活動線を確認する
ドアの開閉部分にラグがかかっていないか、椅子を引いた時にラグの端に引っかからないかなど、人の動き(動線)を妨げない配置を確認しましょう。特に毛足の長いシャギーラグは、掃除機がかけにくい場合があるため、掃除の頻度も考慮して選びましょう。
畳の部屋にラグは敷いてもいい?注意点と対策
和室を洋室風に使いたい場合など、畳の上にラグを敷きたいこともあるでしょう。結論から言うと「敷いてもOK」ですが、畳ならではの注意が必要です。
最大の敵は「ダニ・カビ」!通気性を最優先に
畳は呼吸しています。ラグを敷きっぱなしにすると、湿気がこもってカビやダニの温床になるリスクがあります。
● 対策1: 裏面に通気性の良い不織布や麻素材を使用しているラグを選びましょう。ゴム製の滑り止めが全面に付いているものは、通気性が悪いため避けた方が無難です。
● 対策2: 定期的にラグをめくって風を通し、掃除機を念入りにかけることが不可欠です。
● 対策3: 防ダニ・防カビ加工が施されたラグを選ぶと安心感がアップします。
「い草ラグ」や「バンブーラグ」という選択肢も
無理に洋風のラグを敷くのではなく、畳と相性の良い「い草」や「竹(バンブー)」素材のラグを選ぶのもおしゃれです。モダンなデザインのものも増えており、通気性も抜群なので、和室の快適さを損なわずに模様替えを楽しめます。
まとめ:お気に入りのラグで、新生活の足元を彩ろう
今回は、新生活におけるラグの選び方について解説しました。
ラグは単なる床のカバーではなく、部屋のゾーニング、防音、そしてリラックス空間の演出と、多くの役割を担っています。「サイズは家具とのバランスで」「機能はライフスタイルに合わせて」「色は床との相性で」というポイントを押さえれば、きっとあなたにぴったりの一枚が見つかるはずです。
お気に入りのラグを敷いて、新居での暮らしを足元から心地よく、華やかにスタートさせてください。

























