新しい本棚を選ぶとき、デザインや横幅、高さに注目する方は多いですが、「奥行き」のサイズを意識していますか?実はこの奥行きこそ、本棚の使いやすさや収納効率、さらにはお部屋全体の印象を左右する、非常に重要な要素なのです。奥行きが合わない本棚を選んでしまうと、「奥のスペースが無駄になる」「本がはみ出して見た目が悪い」「部屋に圧迫感が出る」といった後悔に繋がりかねません。
この記事では、収納したいモノに合わせた最適な本棚の奥行きサイズを具体的に解説します。さらに、すでにお持ちの本棚の奥行きが「深すぎて余る」「浅すぎて足りない」といったお悩み別の解決策もご紹介。あなたの本と暮らしにぴったりの本棚選びと収納術を見つけましょう。

後悔しない本棚選びの鍵!「奥行き」の最適サイズとは?
本棚選びにおいて、なぜ「奥行き」がそれほど重要なのでしょうか。その理由と、具体的なサイズの目安を知ることから始めましょう。
なぜ奥行きが重要なのか?
本棚の奥行きは、単なるサイズの問題ではありません。以下の3つのポイントに直結するため、非常に重要な選択基準となります。
- 収納効率: 収納物に対して奥行きが深すぎると、棚の奥に無駄な「デッドスペース」が生まれてしまいます。
- 使いやすさ: 奥のスペースに置いた本は取り出しにくく、何を収納したか忘れてしまう原因にもなります。
- 部屋への影響: 奥行きのある本棚は、その分だけ床面積を占有し、部屋に圧迫感を与えやすくなります。
これらの問題を避けるためにも、収納したいモノのサイズに合わせた「ジャストサイズ」の奥行きを選ぶことが、快適な読書ライフへの第一歩です。
【保存版】収納したいモノ別・本棚の奥行き目安一覧
収納する本の種類によって、最適な奥行きは異なります。以下の表を参考に、ご自身の蔵書に合ったサイズを見つけてください。
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収納したいモノの種類 |
本のおおよその奥行き |
推奨される本棚の奥行き |
特徴・ポイント |
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文庫本・新書 |
約10.5cm |
15cm前後 |
最もスリムなタイプ。圧迫感がなく、廊下など狭い場所にも置きやすい。 |
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漫画(コミック本) |
約11.3cm〜12.8cm |
15cm〜17cm |
少年・少女コミックからB6判の青年コミックまで対応可能。 |
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単行本(小説・実用書) |
約13cm〜15cm |
17cm〜22cm |
A5判や四六判など、一般的な書籍の多くをカバーできるサイズ。 |
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雑誌・A4ファイル・教科書 |
約21cm |
22cm〜30cm |
書類や仕事・勉強の資料も一緒に収納したい場合に最適。 |
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図鑑・画集・アルバム |
21cm以上 |
30cm前後 |
大判の本も安心して収納できる標準的なサイズ。雑貨なども飾りやすい。 |
迷ったら「奥行き30cm」が標準サイズ
もし、これから収納するものが特定できていない、あるいは本以外の雑貨や小物も飾りたいと考えるなら、奥行きが約30cmの標準的なサイズを選ぶと汎用性が高く、失敗が少ないでしょう。このサイズであれば、A4ファイルや大型の図鑑まで、ほとんどのものを収納することが可能です。ただし、文庫本や漫画だけを収納する場合にはスペースが余ってしまうため、次にご紹介する活用術が必要になります。
【お悩み解決】本棚の奥行きが「深すぎて余る」場合のスペース活用術
「買った本棚の奥行きが深すぎて、奥のスペースがもったいない…」そんなお悩みは、少しの工夫で「大容量収納」や「おしゃれなディスプレイ」に変えることができます。
アイデア1:前後2列に並べて収納量を倍増させる
最もシンプルで効果的なのが、棚の奥と手前の2列に本を並べる「前後収納(ダブル収納)」です。
【ポイント】
● 奥の列: あまり頻繁には読まない本や、巻数が多くて順番が分かりやすい全巻セットの漫画などを収納するのがおすすめです。
● 手前の列: よく読む本を収納します。奥の本の背表紙が見えるよう、手前の本を少し横にずらして置くと、何があるか把握しやすくなります。
この方法を使えば、見た目の収納量はそのままに、実質的な収納冊数をほぼ2倍に増やすことができます。
アイデア2:奥のスペースを「ディスプレイ空間」に変える
本は手前のラインに綺麗に揃えて並べ、奥に生まれたデッドスペースを小物や雑貨の指定席にする方法です。
ブックエンドなどで本の位置を手前に固定し、奥のスペースにお気に入りのフィギュアやミニチュア、旅先の思い出の品などを飾ってみましょう。CDやDVDを収納するスペースとしても活用できます。本棚が、ただの収納家具から、あなたの「好き」を表現するディスプレイシェルフに生まれ変わります。
アイデア3:100均グッズで「簡易スライド棚」をDIYする
奥の本へのアクセスを良くしたいなら、簡易的なスライド棚を手作りするのも一つの手です。
ホームセンターや100円ショップで手に入る小さなすのこや板の裏にキャスターを取り付け、オリジナルの「キャスター付きミニ台車」を作ります。この台車を手前のスペースに置き、その上によく読む本や小物を乗せます。奥の本を取り出したいときは、台車ごと手前にスッと引き出すだけ。ストレスなく奥の本にアクセスできます。
【お悩み解決】本棚の奥行きが「浅すぎて足りない」場合の対処法
「大型の雑誌や画集を買ったら、本棚から少しはみ出してしまった…」そんな奥行き不足の問題も、発想の転換で解決できます。
対処法1:本の置き方を工夫する(平積み・横置き)
奥行きが足りない本は、無理に立てて収納せず、数冊ずつ「平積み」にするのが最も簡単な対処法です。同じ雑誌を年代順に重ねたり、シリーズものの画集をまとめたりすると良いでしょう。ただし、一番下の本が取り出しにくく、本の重みで傷む可能性もあるため、積み重ねすぎには注意が必要です。
対処法2:ファイルボックスで見栄えと安定感を両立させる
はみ出してしまう雑誌や書類は、ファイルボックスにまとめて収納するのも有効です。ファイルボックスごと棚に収めることで、多少はみ出しても見た目がすっきりと整い、本が倒れてくる心配もありません。ボックスの色や素材を統一すれば、インテリア性もアップします。
対処法3:割り切って「見せる収納」に切り替える
全てを本棚の中に収めようとせず、奥行きが足りない大型の本は、あえて「見せる収納」として活用しましょう。デザイン性の高いブックエンドを使って本棚の上やサイドボードの上に飾れば、それ自体がおしゃれなインテリアオブジェになります。表紙の美しい画集や写真集は、この方法にぴったりです。
あなたの本に、ぴったりの「奥行き」を。後悔しない本棚選びと収納術
今回は、本棚選びの鍵となる「奥行き」について、最適なサイズの目安から、既存の本棚の奥行きが合わない場合の活用術まで、幅広くご紹介しました。
本棚は、あなたの大切な知識や物語を保管するパートナーです。収納したいモノに合わせた適切な奥行きを選ぶことで、収納効率が上がるだけでなく、本の出し入れがスムーズになり、お部屋もすっきりと快適な空間になります。これから本棚を選ぶ方も、今ある本棚の収納に悩んでいる方も、ぜひこの記事を参考に、ご自身の蔵書にぴったりの居場所を見つけてあげてください。

























