ままごとキッチンはダンボールで手作りできる?簡単&低コストな作り方と失敗しない注意点を解説

そもそも、ままごとキッチンはダンボールで手作りできるの?

結論から言うと、ままごとキッチンはダンボールで十分に、そして非常に素敵に手作りすることができます。ダンボールは、カッターナイフとテープさえあれば誰でも自由に形を変えられるため、ままごとキッチンのような立体的な工作に最適な素材なのです。

実際にSNSなどで「#ダンボールキッチン」や「#ダンボールキッチン」と検索すると、多くの先輩パパ・ママたちが作った、アイデアと愛情あふれる作品がたくさん見つかります。100円ショップのアイテムを組み合わせることで、ダンボール製とは思えないほど本格的で可愛いキッチンが完成します。特別な技術や高価な道具は一切不要。あなたのアイデア次第で、可能性は無限に広がります。

なぜダンボール?ままごとキッチンを手作りする4つのメリット

数ある素材の中で、なぜ「ダンボール」がままごとキッチンの手作りに選ばれるのでしょうか。それには、他の素材にはない、子どもと作る側の双方に嬉しい4つの大きなメリットがあるからです。

メリット1: 材料費がほぼゼロ!圧倒的に低コスト

最大のメリットは、材料費をほとんどかけずに作れることです。

キッチンの土台となる大きなダンボールは、スーパーやドラッグストア、家電量販店などで無料でもらうことができます。おむつや2Lペットボトルの箱、家電製品が入っていた頑丈なものが特におすすめです。浮いた予算で、装飾用のリメイクシートや可愛い調理器具のおもちゃを揃えてあげられるのも嬉しいポイントです。

メリット2: 軽くて安全!子どもにやさしい

ダンボールは非常に軽量なため、子どもにとって安全な素材と言えます。

木製のキッチンは安定感がありますが、重いため、万が一倒れた際には大きな事故に繋がりかねません。その点、ダンボール製ならぶつかっても倒れてきても怪我のリスクが低く、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して設置できます。また、子ども自身で少し動かせるくらいの軽さも、遊びの幅を広げてくれます。

メリット3: 加工が簡単!特別な工具は不要

のこぎりや電動ドリルといった特別な工具を必要としない手軽さも、ダンボールの大きな魅力です。

必要なのは、カッターナイフ、ハサミ、定規、そしてテープやボンドだけ。思い立ったらすぐに作業を始められます。穴を開けたり、曲線に切ったりするのも簡単なので、DIY初心者の方でも、設計図通りの形をスムーズに実現できます。

メリット4: 処分が楽ちん!環境にも配慮

子どもが成長し、遊ばなくなった後の「処分」が非常に簡単な点も見逃せません。

木製やプラスチック製の大きなキッチンは粗大ゴミとして処分する必要があり、手間も費用もかかります。しかし、ダンボールキッチンなら、パーツを分解して資源ゴミとしてリサイクルに出すだけ。環境にやさしく、次の成長段階へとおもちゃをスマートに移行させることができます。

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【完全ガイド】ダンボールでままごとキッチンを手作りする全手順

それでは、実際にダンボールでままごとキッチンを作る手順を、準備から完成まで詳しく見ていきましょう。

STEP1: 材料と道具を準備する

まず、制作に必要なものをすべて揃えましょう。作業を始めてから「あれがない!」とならないように、以下のリストを参考にしてください。

土台用のダンボール: 大きめのものを1〜2個(家電、おむつ、飲料の箱など)

カッターナイフ: 刃が大きく、よく切れるものが安全で作業しやすい

カッターマット: 床を傷つけないために必須

定規: 30cm以上の金属製がおすすめ

接着・固定用品: 布製ガムテープ、養生テープ、両面テープ、木工用ボンド

パーツ用の100均グッズ:

○ シンク:ステンレス製ボウルなど

○ 蛇口:シャンプーのポンプボトルなど

○ コンロのつまみ:ペットボトルのキャップなど

装飾用品: リメイクシート、マスキングテープ、画用紙、シールなど

STEP2: 設計図を描き、ダンボールに線を引く(墨付け)

完成形をイメージし、子どもの身長に合わせた使いやすいサイズを考えながら、簡単な設計図を描きます。その設計図をもとに、ダンボールに直接カッターで切るための線を引いていきましょう。この「墨付け」作業を丁寧に行うことが、綺麗な仕上がりへの近道です。

STEP3: ダンボールをカットして組み立てる

墨付けした線に沿って、カッターでダンボールをカットしていきます。安全のため、カッターマットの上で、定規を当てながら慎重に作業してください。カットしたパーツを設計図通りに組み合わせ、ガムテープやボンドでしっかりと固定します。

【ダンボール工作のコツ】

扉のように開閉させたい部分は、完全に切り離すのではなく、片方の辺の表面の紙一枚を残すように浅く切り込みを入れると、きれいな蝶番になります。

STEP4: シンクや蛇口などのパーツを取り付ける

キッチンの天板部分に、シンクや蛇口を取り付けます。シンク用のボウルを天板に逆さに置き、鉛筆で型を取ります。その線の少し内側をカッターで切り抜き、ボウルをはめ込みましょう。蛇口やコンロのつまみといったパーツは、木工用ボンドや強力な両面テープで接着します。

STEP5: リメイクシートなどでデコレーションして完成

最後に、キッチンの見た目を仕上げるデコレーション作業です。リメイクシートを全体に貼ると、ダンボールの継ぎ目やテープが隠れ、一気に市販品のようなクオリティに。空気が入らないよう、タオルやヘラで空気を抜きながらゆっくり貼るのがコツです。お子さんと一緒にシールを貼ったり、絵を描いたりして、世界に一つのキッチンを完成させてください。

失敗しない!ダンボールでままごとキッチンを手作りする際の注意点

手軽に作れるダンボールキッチンですが、安全に長く遊ぶためにはいくつか注意点があります。制作前に必ず確認しておきましょう。

注意点1: 強度不足にならないように補強を徹底する

最も重要なのが「強度」の確保です。子どもが遊んでいるうちに寄りかかったり、体重をかけたりしても壊れないように、見えない部分の補強を徹底しましょう。

具体的には、天板や棚板など強度が欲しい部分は、ダンボールを2〜3枚重ねてボンドで貼り合わせます。また、本体の内部に、筒状に丸めたダンボールや、飲み終わった2Lのペットボトルを柱として入れると、垂直方向の力に非常に強くなります。

注意点2: カッターの扱いや切り口の処理に気をつける

作業中は、カッターの取り扱いに十分注意してください。必ず大人が作業を行い、お子さんが近くにいる場合は特に気を配りましょう。

また、完成後にお子さんが安全に遊べるよう、ダンボールの切り口はすべてビニールテープや養生テープで覆い(テーピング)、指を切るなどの怪我がないように保護してください。

注意点3: 水濡れや湿気に注意する

ダンボールの最大の弱点は「水」です。水に濡れると強度が著しく低下し、ふやけて壊れてしまいます。

そのため、キッチンで本物の水を使った遊びはさせないようにしましょう。また、加湿器の近くや結露しやすい窓際など、湿気の多い場所への設置も避けるのが無難です。表面にリメイクシートを貼っておくと、多少の湿気や汚れから本体を守る効果も期待できます。

世界に一つのダンボールキッチンで最高の笑顔を

ままごとキッチンのダンボールでの手作りは、単なる節約や工作ではありません。子どものことを想いながら設計し、一緒に飾り付けをする時間は、お金では買えない価値ある体験となります。

最初は少し不格好でも、愛情を込めて作ったキッチンは、お子さんにとって最高の宝物になるはずです。まずは週末に、お子さんと一緒にスーパーへダンボールを探しに行くことから始めてみてはいかがでしょうか。きっと、親子の素敵な思い出がまた一つ増えることでしょう。

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