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【キッチンの深い引き出し収納】ごちゃごちゃは卒業!「立てる収納」で劇的に使いやすくなるイデア

近年のシステムキッチンに多い、大容量の「深い引き出し」。鍋やフライパン、食品ストックまでたっぷり入るはずなのに、なぜか使いこなせず、開けるたびにストレスを感じていませんか?その原因は「深さ」ゆえの収納の難しさにあります。この記事では、キッチンの深い引き出しがごちゃごちゃになる理由を解明し、その問題を解決する「立てる収納」を中心とした画期的な収納アイデアを徹底解説。さらに、快適さを維持するためのコツや、収納効率を格段にアップさせる便利グッズまで、プロの視点でご紹介します。

なぜ?大容量なはずの「キッチンの深い引き出し」が使いにくい理由

収納力は抜群なはずなのに、なぜか使いこなせないキッチンの深い引き出し。その「使いにくさ」には、多くのご家庭に共通する3つの理由が隠されています。

理由1:「重ねる」しかなく下の物が取り出せない

深い引き出しを前にすると、ついやってしまうのが「平置きして重ねる」収納です。鍋の上に鍋、その上にボウル…。これでは、下の物を取り出すために、一度上の物をすべて外に出すという面倒な作業が発生します。結果として、一番下にある物は存在を忘れられ「死蔵品」と化してしまうのです。

理由2:空間が広すぎてモノの定位置が定まらない

仕切りのない広大な空間は、モノの「住所」を決めにくいというデメリットがあります。定位置が決まっていないため、空いているスペースにとりあえず物を置いてしまい、引き出しを開閉するたびに中身が動き、いつの間にかカオスな状態に。どこに何があるか把握できず、探す時間ばかりが増えていきます。

理由3:上部の空間が「デッドスペース」になっている

深い引き出しの収納力を半減させている最大の原因が、上部空間の無駄遣いです。背の低い調味料のボトルや食品の袋などを平置きすると、その上の広大な空間は全く活用されません。このデッドスペースをいかに使いこなすかが、深い引き出し攻略の鍵となります。

"深さ"を使いこなす!キッチンの深い引き出し収納アイデア【アイテム別】

「使いにくい理由」がわかれば、解決策も見えてきます。アイテム別に、深い引き出しのポテンシャルを最大限に引き出す収納アイデアをご紹介します。キーワードは「立てる」と「仕切る」です。

鍋・フライパン類:「ファイルボックス」で立てて収納する

深い引き出し収納の革命、それは「鍋・フライパンを立てる」ことです。ファイルボックスや専用のスタンドを使えば、一つ一つが自立するため、まるで本棚から本を取り出すように、片手でさっと目当ての物を取り出せます。調理の効率が劇的に向上し、調理器具同士がぶつかって傷つくのも防げます。鍋蓋も同様に立てて収納すると、すっきりと収まります。

ボウル・ザル類:重ね方を工夫し、デッドスペースを減らす

ボウルやザルは重ねて収納するのが基本ですが、ここでも一工夫。使用頻度の高いものを一番上に置くのはもちろん、コの字ラックなどを活用して空間を上下に仕切り、2段で収納することで、重ねすぎを防ぎ、取り出しやすさを格段に向上させることができます。

調味料・ボトル類:ケースやトレーで仕切って定位置を作る

醤油やみりん、油などのボトル類は、浅めの収納ケースやトレーにまとめて入れるのがおすすめです。グループごとに定位置が決まるため散らかりにくく、万が一液だれしても、トレーを洗うだけで済むので引き出し本体が汚れず、掃除が楽になります。粉物や乾物は、同じ種類のキャニスター(保存容器)に入れ替えると、見た目も美しく、湿気も防げます。

食品ストック類:ボックスで仕分け、在庫管理を楽にする

レトルト食品やパスタ、缶詰などの食品ストックは、収納ボックスを使ってカテゴリー別に仕分けましょう。「レトルト」「缶詰」などラベリングをすれば、在庫管理が一目瞭然になり、二重買いや賞味期限切れを防げます。レトルトのパウチや袋麺なども、ファイルボックスを使えば「立てて収納」が可能です。

美しさと機能性を両立!深い引き出し収納の3つのコツと注意点

美しい収納を長くキープするためには、いくつかのコツと注意点があります。これらを意識するだけで、リバウンドしにくい収納が実現します。

コツ1:「上から見てすべてが見渡せる」状態を目指す

深い引き出し収納における最大のゴールは、引き出しを開けた時に「上から見て、何がどこにあるかすべてが見渡せる」状態を作ることです。モノを重ねず、立てる・仕切ることを徹底すれば、この理想の状態に近づけます。引き出しは「横から」ではなく「上から」使う収納スペースである、と意識を変えることが重要です。

コツ2:使用頻度で「手前・奥」のゾーニングを徹底する

引き出しの中を、手前と奥でエリア分け(ゾーニング)しましょう。毎日使う鍋やフライパン、調味料などの「一軍」アイテムは、最も取り出しやすい手前側に配置します。一方で、使用頻度の低い大きな鍋やストック品などの「二軍」アイテムは奥側に置きます。このルールを守るだけで、日々の動作に無駄がなくなります。

コツ3:重いモノは中央に配置し、レールの負担を軽減する

鋳物の鍋など、非常に重いものを収納する場合は、引き出しの左右どちらかに偏って置くのではなく、できるだけ中央に配置するように心がけましょう。これにより、左右のレールにかかる負荷が均等になり、引き出しの開閉がスムーズな状態を長く保つことができます。

注意点:詰め込みすぎは禁物!8割収納を心がける

大容量だからといって、スペースいっぱいにモノを詰め込むのはNGです。常に2割程度の余白を残す「8割収納」を意識しましょう。この「ゆとり」があることで、モノの出し入れがスムーズになり、新しいストック品などを一時的に置くスペースも生まれます。結果として、きれいな状態をキープしやすくなります。

これで解決!深い引き出し収納を快適にする便利グッズ

最後に、深い引き出し収納の悩みを解決してくれる、優秀な便利グッズをご紹介します。多くはホームセンターや100円ショップ、ニトリ、無印良品などで手に入ります。

フライパン・鍋蓋スタンド:専用品ならではの安定感

伸縮して幅を調整できるタイプや、仕切りの位置を自由に変えられるタイプなど、様々なフライパン・鍋蓋スタンドが市販されています。専用品だけあって安定感は抜群で、ごちゃつきがちな鍋・フライパン周りを一発で解決してくれます。

ファイルボックス&ブックスタンド:最強の「立てる収納」パートナー

書類整理用のファイルボックスやブックスタンドは、キッチン収納でも大活躍します。特にファイルボックスは、鍋、フライパン、ボウル、食品ストックまで、あらゆるものを「立てる」ための万能選手です。100円ショップのブックスタンドは、鍋蓋を立てるのに最適です。

伸縮式・コの字ラック:引き出しの中に棚を作る

「引き出しの中に、もう一段棚があったら…」という願いを叶えてくれるのが、伸縮式のラックやコの字ラックです。空間を上下に仕切ることで、収納力は倍増。ボウルや食器、食品ストックなど、様々なアイテムの整理に応用できます。

キャニスター&保存容器:粉物や乾物を美しく整理

小麦粉や砂糖などの粉物、パスタや乾物などは、袋のまま収納すると使いにくく、見た目も雑然とします。これらを同じシリーズのキャニスター(密閉保存容器)に入れ替えるだけで、美しく、機能的な収納が実現します。中身が見える透明タイプや、スタッキングできる角形タイプがおすすめです。

まとめ

使いこなすのが難しいと感じていたキッチンの深い引き出しも、その「深さ」という特性を理解し、「立てる」「仕切る」という基本のテクニックを導入することで、驚くほど機能的で美しい収納スペースに生まれ変わります。上から見てすべてが把握できる引き出しは、日々の料理の効率を上げ、ストレスを軽減し、キッチンに立つ時間をより楽しいものにしてくれるはずです。この記事を参考に、ぜひあなたの家のキッチン革命を始めてみてください。

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