おままごとキッチンが机になる?選び方からリメイク術、長く使える賢い活用法まで紹介

子どもの成長に欠かせない「おままごとキッチン」。夢中になって遊ぶ姿は微笑ましいものですが、一方で「遊ぶ期間が短い割に場所を取る」「成長したらどうしよう」といった悩みを持つ保護者の方も少なくありません。そんな悩みを解決するのが、「机になる」おままごとキッチンです。

この記事では、一台で二度おいしい多機能なおままごとキッチンに焦点を当てます。最初から机に変形するタイプの賢い選び方から、今あるキッチンを机として活用するリメイクのポイント、さらにはその他の活用術までを徹底解説。おままごとキッチンを「一時期のおもちゃ」で終わらせず、子どもの成長に寄り添う「長く使える家具」として活用するヒントが満載です。

そもそも、おままごとキッチンは机にもなるの?

おままごとキッチンは机として活用することが可能です。その方法は大きく分けて2つあり、ご家庭の状況に合わせて選ぶことができます。

一つは、最初から机に変形するよう設計された「2WAY・3WAYタイプ」の製品を選ぶことです。これらの製品は、天板を裏返したり、蓋を閉じたり、パーツを組み替えたりする簡単な作業で、おままごとキッチンから子ども用のデスクへと姿を変えます。工具不要で手軽に変形できるものが多く、近年非常に人気が高まっています。

もう一つは、今お持ちの通常のおままごとキッチンをDIYで「机にリメイクする」方法です。コンロやシンクの凹凸部分を工夫してフラットにすることで、お絵描きや簡単な作業ができるスペースを作り出せます。少しの手間はかかりますが、愛着のあるおもちゃを長く使い続けることができます。

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なぜ人気?机になるおままごとキッチンのメリット

ただ「長く使える」というだけではない、机になるおままごとキッチンが多くの家庭で選ばれているのには、明確なメリットがあるからです。

1台2役で省スペース

おもちゃと家具の役割を1台で兼ねるため、子ども部屋やリビングのスペースを有効活用できます。

特に集合住宅など限られたスペースでは、「おもちゃ」と「学習机」を別々に置くのは難しい場合があります。ままごとキッチンがデスクを兼ねることで、部屋をすっきりと保ちながら、子どもの「遊び」と「学び」の両方のスペースを確保することが可能です。

子どもの成長に合わせて長く使える

最大のメリットは、子どもの成長段階に応じて役割を変え、長期間にわたって使用できる点です。

おままごとに夢中になる2〜5歳頃はキッチンとして、その後はお絵描きや文字の練習をするデスクとして、小学校低学年まで活躍します。高価な知育玩具だからこそ、コストパフォーマンスが非常に高いのは大きな魅力です。

「自分だけの場所」として愛着が湧く

大好きなおもちゃが自分の机になるという体験は、子どもにとって特別な意味を持ちます。

遊び慣れた愛着のあるキッチンが自分のためのデスクになることで、子どもは「自分だけの特別な場所」という意識を強く持ちます。これにより、机に向かうことへの抵抗感がなくなり、お絵描きや勉強の習慣が自然と身につきやすくなる効果も期待できます。

後悔しない!机になるおままごとキッチンの選び方

これから購入を検討する方向けに、机になるタイプのおままごとキッチンを選ぶ際にチェックすべき3つの重要なポイントをご紹介します。

選び方1: 変形のしやすさをチェックする

結論として、工具を使わずに、保護者一人でも簡単かつ安全に机へ変形できるタイプを選びましょう。

変形プロセスが複雑だったり、重いパーツを持ち上げる必要があったりすると、次第に切り替えるのが億劫になってしまいます。「天板を裏返すだけ」「カバーや蓋を閉めるだけ」といったシンプルな構造のものが、日々の生活の中でストレスなく使い続けられます。購入前に、変形方法を商品説明やレビューでしっかり確認することが大切です。

選び方2: 机としての使いやすさを確認する

机にした時の「天板の広さ」「高さ」「足元のスペース」が、実用的なサイズであるかを確認することが重要です。

おままごとキッチンとしてのデザイン性に目が行きがちですが、机として快適に使えるかしっかりチェックしましょう。具体的には、A4サイズのスケッチブックやドリルを置いても余裕のある天板の広さがあるか、手持ちのキッズチェアに座った際に膝が天板の下にきちんと収まるか、といった点を確認します。高さ調整機能が付いているモデルであれば、さらに長く体にフィットした状態で使えます。

選び方3: デザインのシンプルさで選ぶ

キッチンとしても机としても、成長してからも長く使える、シンプルで飽きのこないデザインを選びましょう。

キャラクターものやカラフルすぎるデザインは、おままごとを卒業した後に子どもっぽく感じてしまう可能性があります。木製や白、ナチュラルカラーを基調としたシンプルなデザインであれば、どんなインテリアにも馴染みやすく、小学校中学年くらいまで違和感なく使い続けることができます。

持っているおままごとキッチンを机として使うポイント(リメイク術)

すでに通常のおままごとキッチンをお持ちの場合でも、簡単なDIYで机として再活用できます。

ポイント1: 天板をフラットにする

最も簡単な方法は、コンロやシンクの凹凸の上に、サイズをぴったり合わせた板を乗せることです。

ホームセンターでMDFボードやベニヤ板などを購入し、キッチンの天板と同じサイズにカットしてもらいましょう。それを乗せるだけで、簡易的なデスク天板が完成します。板の表面におしゃれなリメイクシートを貼れば、見た目も美しく、汚れにも強くなります。

ポイント2: パーツを取り外して本格リメイク

より本格的な机にしたい場合は、シンクのボウルや蛇口、コンロのつまみなどをドライバーで取り外しましょう。

パーツを外した後に残る穴は、木工用パテで埋めると表面が滑らかになります。その後、天板全体をやすりがけし、好みの色のペンキで塗装したり、リメイクシートを貼ったりすれば、元がキッチンだったとは思えないほど立派な机に生まれ変わります。

ポイント3: 椅子との高さを合わせる

机として快適に使うには、子どもの体に合った椅子との高さバランスが不可欠です。

リメイクしたキッチンの高さに合うキッズチェアを探すか、もしキッチンが低すぎる場合は、脚の下に厚い板や専用のかさ上げパーツを取り付けて高さを調整しましょう。適切な高さで使うことは、子どもの正しい姿勢を保つためにも非常に重要です。

机だけじゃない!その他のおままごとキッチン活用術

おままごとキッチンは、机以外にも様々な形で長く活用することができます。

活用術1: 絵本棚やおもちゃ収納として使う

扉の中やオーブン部分は、絶好の収納スペースです。散らかりがちな絵本やおもちゃ、ぬいぐるみなどをしまう定位置として活用すれば、お片付けの習慣づけにも繋がります。

活用術2: お店のカウンターとして使う

おままごとだけでなく、「パン屋さん」「アイスクリーム屋さん」といった「お店屋さんごっこ」のカウンターとしても大活躍します。レジのおもちゃや商品を並べれば、遊びの幅がさらに広がります。

活用術3: ディスプレイ棚として使う

子どもが作った工作の作品や、お気に入りのミニカー、人形などを飾るディスプレイ棚として使うのも素敵です。子どもの「好き」が詰まった特別な空間は、インテリアのアクセントにもなります。

一台を長く大切に使うという選択

「おままごとキッチンが机になる」という選択は、単に便利で経済的というだけではありません。それは、一つのものを大切に、形を変えながら長く使い続けるという経験を、子どもに伝える絶好の機会でもあります。

これから購入する方は、ぜひ「その後の使い道」まで見据えて多機能なタイプを選んでみてください。すでにお持ちの方は、お子さんと一緒にリメイクに挑戦してみてはいかがでしょうか。愛情を込めて手を加えたキッチンは、世界に一つだけの特別な学習机として、これからもお子さんの成長を見守ってくれるはずです。

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