おままごとキッチンは手作りできる?必要な素材や作る方法、失敗しないポイントを解説

子どもに大人気の「おままごとキッチン」。市販品には素敵なものがたくさんありますが、「コストが気になる」「部屋に合うサイズがない」と感じることもありますよね。そんな方におすすめなのが、世界に一つだけの「おままごとキッチンの手作り」です。

この記事では、ダンボールや100均グッズといった身近な素材を使って、誰でも簡単におままごとキッチンをDIYする方法を徹底解説します。「不器用だから…」と心配な方でも大丈夫。具体的な手順や、安全に作るためのポイントを押さえれば、愛情のこもった最高のプレゼントが完成します。ままごとキッチンの自作に挑戦して、親子の素敵な思い出を作りませんか?

なぜ「手作りおままごとキッチン」が人気なの?

市販品にはない魅力がたくさんあるため、多くの方がおままごとキッチンの手作りに挑戦しています。まずは、手作りならではのメリットを見ていきましょう。

世界に一つだけのオリジナルデザインにできる

手作りの最大の魅力は、子どもの好みや家のインテリアに合わせて、完全にオリジナルなものをデザインできる点です。

子どもの身長にぴったりの高さにしたり、大好きなキャラクターのシールを貼ったり、リビングの雰囲気に合わせた木目調のリメイクシートを使ったりと、アイデアは無限大。シンクの位置やコンロの数まで、すべてを自由に決められるため、市販品では叶えられない「我が家だけの一台」が完成します。

コストを大幅に抑えられる

手作りであれば、市販品を購入するよりも費用を格段に安く抑えることが可能です。

土台となるダンボールはスーパーなどで無料でもらえますし、蛇口やコンロなどのパーツも100円ショップのグッズを組み合わせれば、驚くほど本格的に仕上がります。工夫次第では、総額数千円、場合によっては数百円で完成させることも夢ではありません。

作る過程も親子の思い出になる

親子で一緒に作る時間は、完成したおもちゃで遊ぶのと同じくらい、あるいはそれ以上に貴重な体験になります。

どの色を塗るか相談したり、一緒に飾り付けのシールを貼ったりする工程は、子どもの創造性を刺激し、親子のコミュニケーションを深めます。苦労して一緒に作り上げたキッチンには特別な愛着が湧き、「ものを大切にする心」を育むきっかけにもなるでしょう。

処分が簡単で環境にもやさしい

子どもが成長して遊ばなくなった後の処分が簡単なことも、大きなメリットの一つです。

特にダンボール製のキッチンは、パーツを取り外せば資源ゴミとして手軽に処分できます。粗大ゴミの手続きや費用が不要なため、気軽に作って、役目を終えたらスマートに手放せるのは、手作りならではの利点と言えます。

子供たちが楽しみながら学べる、おままごとシリーズ

おままごとキッチンを手作りするのに必要な素材は?

本格的なDIYから簡単な工作まで、使う素材によってキッチンの雰囲気や耐久性が変わります。ここでは、代表的な素材をご紹介します。

【手軽さNo.1】ダンボール

キッチンの本体(土台)を作るのに最も手軽で人気のある素材がダンボールです。

スーパーやドラッグストアで無料でもらえる大きめのダンボール(飲料やおむつ、家電などが入っていたもの)を1〜2個用意しましょう。加工がカッターナイフで簡単にでき、軽くて安全なのが魅力です。強度を出すために、布製のガムテープや木工用ボンドも併せて準備してください。

【アレンジ無限】100均グッズ

蛇口やコンロ、シンクといったパーツ類は、100円ショップのアイテムを組み合わせることで驚くほどリアルに再現できます。

シンクに:ステンレス製のボウル、ホーロー容器、プラスチック製の書類トレーなど

蛇口に:シャンプーなどのポンプボトル、ドアノブ、S字フックの組み合わせなど

コンロに:黒い画用紙、使わなくなったCDやDVD、コルク製の鍋敷きなど

つまみ・スイッチに:ペットボトルのキャップ、引き出し用の取っ手、小さなウッドブロックなど

装飾に:リメイクシート(木目調、タイル柄など)、マスキングテープ、ウォールステッカーなど

これらのアイテムを creatively に組み合わせるのが、手作りキッチンの醍醐味です。

【本格派向け】カラーボックスやすのこ

より丈夫で長持ちする、本格的なキッチンおもちゃを自作したい場合は、カラーボックスやすのこが土台として役立ちます。

ホームセンターで手に入るこれらの素材は、もともと収納家具として作られているため非常に頑丈です。天板に板を渡したり、扉を取り付けたりといった加工が必要になりますが、市販の木製キッチンのような本格的な仕上がりを目指せます。ただし、のこぎりや電動ドリルといった工具が必要になる場合があります。

初心者でも簡単!ダンボールでおままごとキッチンを手作りする手順

ここでは、最も手軽なダンボールと100均グッズを使った基本的な作り方を、5つのステップで解説します。

STEP1: 設計図を描く(完成形をイメージする)

作業を始める前に、まず完成形をイメージした簡単な設計図を描きましょう。

これにより、必要な材料の洗い出しや作業工程の確認ができ、スムーズに制作を進められます。子どもの身長を測り、使いやすい作業台の高さを決めましょう。シンクはどこにするか、コンロはいくつにするか、扉は付けるかなど、大まかな配置を決めて紙に描いてみてください。

STEP2: ダンボールを組み立てて土台を作る

設計図に基づき、ダンボールを組み合わせてキッチンの本体を形成し、ガムテープやボンドでしっかり固定します。

大きめのダンボールをそのまま使うか、複数のダンボールを切り貼りして理想の形を作ります。扉を付けたい場合は、三辺だけをカッターで切り、開け閉めできるようにします。子どもが寄りかかることも想定し、天板や壁面の内側に別のダンボールを貼り付けて二重にするなど、強度を上げる工夫をしましょう。

STEP3: シンクとコンロを取り付ける

キッチンの顔となるシンクとコンロを天板に設置します。

シンクにするボウルを天板の上で逆さに置き、鉛筆で型を取ります。その線より少しだけ内側をカッターで丸く切り抜き、ボウルをはめ込みます。コンロは、黒い画用紙を円形に切って貼り付けたり、CDを両面テープで固定したりするだけで簡単に作れます。

STEP4: 蛇口やつまみなどのパーツを取り付ける

100均グッズなどを活用して、蛇口やつまみなどの細かいパーツを取り付けていきましょう。

ポンプボトルをボンドで固定すれば蛇口になります。ペットボトルのキャップを並べて貼れば、可愛いコンロのつまみに。つまみをクルクル回せるようにしたい場合は、キャップの中央にキリで穴を開け、「割りピン」という金具でダンボールに固定すると、実際に回して遊べるようになります。

STEP5: リメイクシートや画用紙で飾り付けをする

最後に、リメイクシートや画用紙を貼って、見た目を美しく仕上げます。

ダンボールの地が見えないように全体をリメイクシートで覆うと、一気に完成度が高まります。木目調やタイル柄のシートを使えば、おしゃれなカフェ風キッチンに。この最終工程は、ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。好きなシールを貼ったり、絵を描いたりすることで、お子さんのキッチンへの愛着がさらに深まります。

手作りで失敗しないための3つのポイント

愛情を込めて作るキッチンだからこそ、安全で長持ちするものにしたいですよね。最後に、手作りで後悔しないための重要なポイントを3つご紹介します。

ポイント1: 安全性を最優先する

何よりもまず、子どもが安全に遊べるように配慮することが最も重要です。

カッターで切ったダンボールの切り口は、意外と鋭利で手を切る危険があります。ビニールテープやマスキングテープで全ての切り口を保護(テーピング)しましょう。また、ペットボトルのキャップなどの小さなパーツは、子どもが引っ張っても取れないように木工用ボンドなどで強力に接着し、誤飲の危険を防いでください。

ポイント2: 強度をしっかり確保する

子どもは想像以上にダイナミックに遊びます。体重をかけても壊れないよう、強度を意識して作りましょう。

特に、体重がかかりやすい天板部分や、扉の付け根、本体の角などは壊れやすいポイントです。見えない部分をガムテープで何重にも補強したり、ダンボールの芯(つっぱり棒のような役割)を内部に入れたりする工夫で、耐久性が格段にアップします。

ポイント3: 最初から完璧を目指さない

手作りの良さは、後からいくらでも改良・改善できる点です。まずは「作ってみること」を楽しみましょう。

「もっと上手に作らないと」と気負う必要はありません。多少の歪みやズレも、手作りならではの「味」になります。まずはシンプルな形で作ってみて、子どもの遊び方を見ながら、後から棚を増やしたり、飾り付けを追加したりと、一緒にキッチンを「育てていく」のも素敵な楽しみ方です。

愛情のこもったキッチンで、かけがえのない時間を

おままごとキッチンの手作りは、コストを抑えられるだけでなく、親子の絆を深め、子どもの創造力を育む素晴らしいプロジェクトです。身近なダンボールと100均グッズがあれば、誰でも気軽に挑戦できます。

この記事でご紹介した手順とポイントを参考に、ぜひ世界に一つだけのオリジナルキッチン作りにチャレンジしてみてください。あなたが作った愛情たっぷりのキッチンは、お子さんにとって、どんな高価な市販品よりも大切な宝物になるはずです。

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